35 ホラー映画理論 緊張感と音量は反比例する



34に続きまたしても、反比例です。


一瞬、大迫力の音量、音の厚い所のほうが、

緊張感があるのでは?、と思うでしょうが、実は

「よっ待ってましたー」のところは、盛り上がっていても、

緊張感はさほどない事が多いです。

別のものに例えます。


ホラー映画


ゾンビが窓をパリーンと割って、顔を現した後と、

出るんじゃないか?、出るんじゃないか?出てきそう!!!

とまだ出る前では、

どちらが緊張感があるでしょうか?


そうです、パリーンと出てきた瞬間、

見てるほうは、びっくり「ギャー」とは叫んでいても、

もう緊張は解けているのです。



出てくるかもしれないから、緊張している訳です。



またホラー映画は、良く考えられていて、

BGMがどうなっているか

是非聴いてみてください。


たいていパリーンと出る前、BGMは消えます。

BGMはなく、木の葉のざわめき 遠くでカラスの鳴き声、

自分の足音、小枝を踏んだ音にさえ、オッカナビックリと

うまーく出来ています。


ここに、もしパニック状態のBGMが、大音量で

流れていたらどうでしょう?



木の葉のざわめきなど、聞こえないし

雰囲気も台無しです。おそらくそのままゾンビが出ても、

そんなに怖くないでしょう。


このように音量は小さいほど、緊張感があり、次への

、パリーン 「ギャー」への効果的な手法となります。


いったん音量を下げる事によって

音量差が生まれるわけです。


この音量差が大きいほど、より効果的となります。


今弾いているピアノ曲も、どこがパリーン 「ギャー」で

どこで、BGMを消して〔小音量〕緊張感を、

高めるのかを考えると、音楽作りが

しやすくなると思います。







次章 36 音楽の見せ場  ヒーローは必ず遅刻する、、、





















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