80 相手とズレて合わない原因 パート3



当日本番、相手との音楽性の共有や共通の決め事も定まった事により

次の予測もイメージも心配なし。

これであとは、いつものように演奏するだけ、、、、、

とはいかないのが、本番の怖いところなのです。



一見すると、もう問題ないかと思われますが、まだ不完全なのです。

いわゆる不測の事態への、ファインプレーでの対処が、

これだけでは出来ないのです。


不測の事態については、まだ見ていない方はこちらをご覧ください。

55 様々な一発勝負 パート3 想定外編



これらの対処に必要なのが、現状把握からの予測ファインプレー

であり、それをするには欠かせない条件は

いわゆる演奏中の現状把握となります。


55章にもあるように、予測できない不測の事態は、当然あります。

環境に限らず、相手も人間ですから、上がっている等。


そしてそれらはまさに一発勝負、とっさに

次の演奏で対処する作業が、必要となります。


少々自画自賛の手前味噌なのですが、


まだ大学出たてで、伴奏していたときの事をお話します



その日の演奏では、本番のみブレスが増えた所と、ロングトーンですごいフェルマータで、

伸ばしまくっているところ、が出てきたわけなのですが、

無事に、支障なく終わることができました。


終演後、相手に「いやーフェルマータのところはよく突っ込まずに待ってくれたね、

あとブレスは、もともと無しのところで、ピアノに前に行かれたら

アウトだったわーありがとねー」


なるお褒めの言葉を、いただいたわけですが、

フェルマータに関しても、聞いていれば、こりゃ終わる気配が無いなーとか、

突然ブレスありのところも、その前の段階で、こりゃ吸う感じのうたい方だなー

なる気配は、実は聞いていると、なんとなくわかるものです


ただこれがわかるのも、普段の合わせの時に、

音楽性の共有や、その人の癖の予測、今回で言えば、ブレスを取る時の

うたい方などは、普段の合わせの時に、聞いていたからこそ

本番で対処できたと思われます。


そうなのです結局 

音楽性の共有 現状把握 予測

どれ一つかけてもズレることとなり、

まさにこれらが三位一体となって、はじめて息のあった演奏となり、

また不測の事態にも自然と対処できる、ファインプレーも生まれる事となります。


そしてこの三つに欠かせない要素とは?



相手の音をよく聞く


結局ここに行き着くのです。

なんだ最初の、レッスン指示のままじゃないか?

と言えばそれは違います。


何のために、相手の音をよく聞くのかを、

理解しているか?


ここがとても大事なのです、ここがわかっているのと、わからないままでは

大変大きな違いとなります。


目的がわからないまま、

ただ相手の音を聞いても、いつまでも合わず、ズレたままとなります。

でも合計三章もわざわざかけて、ここまで読んでこられた方は、きっと大丈夫です



改めて何のために聞くのか?尋ねられたら

相手の音をよく聞くのは 

音楽性の共有 現状把握 相手の演奏の予測をするためである


と迷わず答えてください。


この事を双方意識すると、

必ず合うようになって来ますので、

もし相手とのズレ

悩んでおられましたら、

是非実践してみてください。






81 左右で数の合わない音符を合わせる












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