29 人気はあるが、無くとも困らぬ絶対音感 



よくテレビなどで、ヤカンの音を聞いて音名を当てたり

スーパーマーケットの鍋をたたいて、

音当てをし、「高いミ♭」などと言い、

すごーい合ってる この子絶対音感があるんだー

なんて光景をよく見ますが、

絶対音感があることと、音楽性はまったく別であり、

あまり意味をなさないと、考えております。



そもそも、鍋の音の高さがわかることと、

その子の紡ぎだす音楽性

が同じであるはずが無いことは、

少し考えれば、わかる事だと思います。


しかし、音大 音高の受験には、

必ずといっていいほど

聴音課題があり、絶対音感があれば、いくらか有利なのでは?


と考える方もいると思いますが、

実際に生徒を見ていると、絶対音感があり、

それについつい頼りっぱなしで、肝心の和声を感じる、あるいは

考えることをせず、なまじ取れてしまうことが、

かえって、考える事、感じる事を疎かにし、

マイナスにさえ、働いてしまう事もあります。



何故なら、やるべき試験科目は



〔聴音〕であり、〔音当て〕では無い


ところに起因します。




生徒さんの親御さんでも、早いうちに、

絶対音感を身につけたいと、熱心な方もいるようですが

音大の聴音に絶対音感は必ずしも必要ないですし、

むしろ聴音問題を見てみると、

絶対音感のみで、とっている人間

〔和声を感じていない 調を考えていない〕を、ふるいにかけて、

落とす目的の試験であることが、ほとんどです。



次章で絶対音感のみで取ると、音当てでは100点でも

聴音では、減点だらけであっという間に

落第点になるケースを紹介します。






次章 30 決定的に違う〔音当て〕と〔聴音





















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